• 私たちは、府中市生涯学習センターを拠点に、市、指定管理者と協働して、市民の 皆様の生涯学習を支援するさまざまなボランティア活動を行なっています

    2020年5月吉日
    府中市生涯学習ボランティア
                         「悠学の会」代表 奥野英城

     2020年4月より、「悠学の会」代表をつとめることとなりました。折しも、今、“新型コロナウイルス感染症”が急激に世界に拡大し、日本でも“緊急事態宣言”が発出されて、不要不急の外出自粛、学校の休校、事業の休業などが要請される未曾有の社会・経済的危機となっています。多くの感染症専門家は、この新型コロナウイルスとの闘いには、特効薬やワクチンが開発されるまで、人と人との接触を断つしか手段はなく、しばらく不自由な日常が続くと予測しています。したがって、今は従来と同じような生涯学習ボランティア活動は困難です。出来ることは、みんなが力を合わせて“コロナ危機”を終息させ、普段の日常が早く取り戻せるようすることだと思います。危機を克服する鍵は、市民ひとりひとりの行動、そして団結だと言われています。こんな非常時だからこそ、今までの生涯学習の成果を活かし、自分のために、周りの人々のために、そして社会のために、行動できればと思います。

     「悠学の会」の活動をふりかえれば、府中市生涯学習センターが、市民が生涯学習を進める中心施設として、1993年5月に開設されたことに始まります。2002年4月に、「生涯学習ボランティア」の募集が行われ、97名の市民が登録しました。2004年4月には「悠学の会」が設立され、今年で16年目となります。「悠学の会」は、市行政および学習センターを運営する指定管理者と協働して、市民の皆さんの生涯学習をお手伝いするさまざまな活動を行ってきました。学習情報の発信、教養講座やパソコン講座の企画・運営で成果をあげてこられたのは、先輩諸氏のご尽力のたまものと感謝しています。

     コロナ危機がいつ終息し、その後の社会がどのように変化していくか、今は見通せません。どのような状況でも、今後の「悠学の会」の活動は、2019年3月府中市が策定した、「第3次府中市生涯学習推進計画2019~2026」にのっとって進めていきたいと思います。計画の基本目標として、「みんなが学び 地域に返す 人と地域がともに育つ “学び返し”のまち 府中」を掲げています。この目標を念頭に、生涯学習センターが、人生100年時代における市民のみなさんの豊かな学びの場、みなさんの心地よい居場所となるよう、お手伝いするボランティア活動をすすめていきたいと思います。

     困難な時期であればあるほど、人々の心のつながり、思いやり、助け合いが大切になります。市民のみなさん、会員のみなさん、ぜひご一緒に、地域での「学び」と「活動」をすすめていきましょう。

     これからも、「悠学の会」へのご支援、ご協力をよろしくお願いいたします。